「人」 から学んだ社会学部のゼミ   
ITを統括する仕事でも
大切なのはコミュニケーション

コクヨ株式会社 情報システム部ファニチャー事業システムユニット 片山 優 さん

2019/06/19

立教卒業生のWork & Life

OVERVIEW

社会学部産業関係学科を卒業し、現在はコクヨの情報システム部で働く片山 優 さんからのメッセージです。

プロジェクトの打合せの様子。「社内コンサルタント」のような業務も多い

文具やオフィス家具で広く親しまれているコクヨ株式会社で、片山優さんは、自社の情報管理や業務の効率化をITで支える情報システム部で仕事をしている。

「意外に思われるかもしれませんが、情報システム部といってもコクヨではプログラミング業務よりも、人とのコミュニケーションがメインです。各部署の業務課題をヒアリングしたり、プロジェクトに参画して将来の事業について“ありたい姿”を描いたり、それに向けての道筋を議論したりと、社内で最もさまざまな人と会話する部署かもしれません」

日々の仕事の中で論理的思考力やアウトプット能力が鍛えられているという片山さん。その土台を築いたのは、経営戦略的なアプローチをしていた佐々木宏教授(現?経営学部教授)のゼミでの活動だ。

「豊島区の商店街活性化をテーマにしたリサーチでは、歴史がある『巣鴨地蔵通り商店街』を担当しました。定量調査やインタビューを基に事業提案を練り上げ、プレゼンテーションを行いました。昔から愛されている商店街だったので、訪れる方々の巣鴨への思いの深さや、地元の皆さんのたゆまぬ努力を間近で見て勉強させていただくことばかりでした」

綿密なデータ収集や分析といった社会学の手法のみならず、人とのコミュニケーションの中から学ぶことが多かったという片山さん。就職活動においても、業種や職種は絞り込まず、そこで働く人にひかれる会社かどうかを重視していたという。

「コクヨを志望したのも会社説明会での先輩社員の話がきっかけです。とても穏やかな方なのに、タフに楽しんで仕事をされている様子が印象的で、社員が生き生きと働く会社に魅力を感じました」

立教時代はサークル「MANEUVERS」に所属。出会った仲間は一生の宝物

現在、片山さんも社内に留まらず、外へアンテナを向けての情報収集に余念がなく、頭も体も労を惜しまない毎日だが、その笑顔からは充実感が伝わってくる。忙しい合間を縫って年数回、立教大学時代のアルティメットサークル※の仲間と食事会を開いているという。

「歴代の先輩方の背中を追って、実績を築こうと一生懸命でした。新人戦での優勝や全日本大会4位の戦績を共に勝ち取った4年間の絆は深く、いまもお互いが心の支えです。集まれば心の底から笑いっぱなしです」

かけがえのない仲間と過ごす時間でエネルギーをチャージし、片山さんはまた全力で仕事を楽しむ。

※フライングディスクを使った競技で、ルールはアメリカンフットボールに類似する。

プロフィール

PROFILE

片山 優 さん

コクヨ株式会社
情報システム部ファニチャー事業システムユニット
2007年 社会学部産業関係学科卒業

※記事の内容は取材時点のものであり、最新の情報とは異なる場合がありますのでご注意ください。

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